最近の住宅ローン金利の低さには驚くばかりです。
メガバンクの変動金利は1%を切る水準です。
(基準金利は2.475%ですが、引下げ幅が最大1.7%なので、結果的に0.775%となります。ちょっと名の通った企業に勤めていて、サラ金に手を出したりしていなければ、ほぼ1.7%の引き下げを受けられます。さらにメガバンク以外の金融機関では、さらに低金利のところもあります。)
バブル期では8%ほどでしたから、家を買わない方がソン、と思う方もいらっしゃるでしょう。

 

現在、ローンを組んで住宅を購入した場合、住宅ローン控除(正式名称は、『住宅借入金等特別控除』といいます。)を受けることができます。
この住宅ローン控除、現在(平成26年4月1日から平成31年6月30日まで)では、借入金の年末残高の1%が還付されます。
ということは、さきほどの金利0.775%と、還付される1%の差額分だけ儲かってしまうのです!!
例えば、4,000万円を借り入れている場合、ローンの金利が年間31万円、還付される所得税が40万円となり、差額の9万円が儲かります。
これは本当に驚きです。だって、借金をすると儲かってしまうんですから。
こんなことがあっていいのでしょうか?

 

これは、国として景気対策の意味があり、国がローンを組んで家を買った人にはお金を配っているのです。
もちろんその元になるお金は税金ですが…

 

ただし、注意点もあります。
まず、この住宅ローン控除、10年間しか受けられません。
なので、35年ローンを組んだ場合、残りの25年間の利息はキッチリ払う必要があります。
ですので、10年後に一括返済をしてしまえば、お得なまま終われる、ということです。(まあ、現実には、なかなか厳しいでしょうが。。)

 

次に、ローン控除にも限度額があるということです。
現在(平成26年4月1日から平成31年6月30日まで)は、4,000万円までのローン残高にしか適用されないので、6,000万円のローンを組んで家を買った場合は、2,000万円分のローンには控除は適用されません。

 

あと、そもそも所得税額と住民税額の合計分までしか還付は受けられませんので、注意が必要です。
扶養親族が多かったりして、税額があまり高くない方にとっては、うまみは減ることになります。
このように、現在の金利や税制を見ると、ローンを組んで購入するのがお得なように感じますが、それだからといって購入に飛びつくのは得策ではありません。
本当に購入する必要があるのか、じっくり考えてみるべきです。
マンションを買うと、管理費や修繕積立金もバカになりません。
将来、何かが起こって売却せざるを得なくなった時に、購入額よりもかなり低い金額での売却となることも覚悟しておかなければなりません。

また、金利についても、将来、上がるかも知れません。

 

これらを総合的に踏まえて、自身の住宅について今後どうしていくのが良いか、考えましょう。